【サマブロ】札幌で子育て

札幌で子育て中のサマです。

子供のいびきは病気のサインかも?!体験談。

【子供のいびき】について書いていきたいと思います。
子供のいびきは病気のサインであることもあるそうです。

実際に経験した我が家の長男の体験談です。

 

繰り返す中耳炎

長男はアレルギー体質ということもあり、2歳になったころから繰り返し中耳炎を患っていました。(アレルギー性鼻炎があると年中鼻水が多い状態なので細菌やウイルスが中耳に侵入する確率が高くなるそうです。)毎週のように耳鼻科通いをして鼻水を吸い取ってもらったり投薬治療をしたり聴力検査をしたりしていました。普段から鼻水が多かったり鼻詰まりの症状があったのでこのころも多少いびきはかいていました。
(中耳炎についてはまた別記事で書きたいと思います。)

隣の部屋まで聞こえてくるいびき

2歳の頃から耳鼻科へ通い続けて治ったり繰り返したりをしていた滲出性中耳炎。月日は経ち、長男が5歳になったころそれまでとは比べ物にならないほどの【いびき】が気になるようになりました。寝かしつけを済ませて私は別の部屋で過ごすのですが、長男の寝ている部屋のドアを閉めていてもいびきがはっきり聞こえてくるのです。はじめのうちは「すごいな~」なんて気楽に構えていたのですがあまりのいびきの大きさに心配になり通っている耳鼻科で相談することにしました。

アデノイド肥大

かかりつけの病院で長男のいびきが酷いことを伝えるとレントゲンを撮影して検査をしてくれました。その結果「アデノイド肥大」が判明しました。(アデノイドとは鼻とのどの間にあるリンパ組織で誰にでもある組織です。)アデノイドは幼児期に生理的に大きくなり、大きくなるピークは5歳頃で、その年齢を過ぎると大抵の場合は萎縮し、大人ではほとんど表面から見ても分からないぐらいになるということなのですが、長男の場合治療をしたほうがいいかもしれないということでその判断をするためにも次は【睡眠時無呼吸症候群】の検査をすることになりました。
(アデノイド肥大についての詳細は別記事で書ければいいなと思っています。)

子どもの睡眠時無呼吸症候群

かかりつけの耳鼻科の先生にいびきの事を相談し「睡眠時無呼吸症候群」の検査をすることになった長男。検査は自宅で行います。検査キットが後日自宅に届き、それを装着して眠るだけ。装着を嫌がるかな?と心配しましたが「なんかかっこいい!」とノリノリで装着してくれてホッとしました。

この検査を2晩行い、検査キットとデータを指定されたところへ送り後日病院へ検査結果を聞きに行きました。

その結果、一晩に5回も呼吸が止まっていて、長い時は16秒も止まっている。低酸素の状態が19回あるとのことでした。子供の場合の睡眠時無呼吸症候群の定義は、「無呼吸が10秒に至らなくても、2回分の呼吸停止がある」とされているそうなので治療の対象となるとのこと。(成人の場合は、「平均10秒以上の無呼吸が、1晩(7時間の睡眠中)に30回以上、または1時間に平均5回以上ある」とされているそうです。)

検査結果を聞いて思ったよりひどいな…とびっくりしましたがそれより相談して検査して判明して良かった!放っておいたら大変だ!という気持ちのほうが勝りました。
そしてちょうどその頃滲出性中耳炎がかなり悪化していて、長男は耳の聞こえがかなり悪い状態でした。 普通に会話する声が聞き取れないので私も何度も言い直したり大きな声で伝えるようにしたり、長男もなかなか聞き取れなくてイライラすることも。
アデノイド肥大、睡眠時無呼吸症候群、滲出性中耳炎の悪化、このことを受けて、かかりつけの耳鼻科の先生に紹介していただいた手術のできる病院で入院、手術治療を行うことになりました。

治療後・・・

初めは「ずいぶん大きいいびきをかいて小さいのにおっさんみたいだな~」なんて子供のいびきを軽く考えていた私ですがすぐに耳鼻科に相談して良かったと思っています。睡眠時無呼吸症候群を発症している子どもは、深い睡眠ができずに成長ホルモンの分泌低下がおこるため心身に様々な影響がでてしまう(肋骨や胸骨の変形・体重が増えない・低身長・学業不振・集中力・注意力散漫・乱暴行為・精神面の発達遅滞など)そうなので、もしお子さんのいびきが気になったら一度耳鼻科を受診して相談することも検討してみてくださいね。

長男は治療後多少いびきをかくことはありますが、手術前のような大きないびきをかくことはなくなりました。(中耳炎も小学校に上がってからはほとんどかからず耳鼻科にお世話になることは減りました。)

 

最後までお読みいただきありがとうございます。